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悪いのは、子供を守れなかった大人たちだ(南京家応仁の意見だ)

 投稿者:南京家応仁  投稿日:2018年10月18日(木)11時38分46秒
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  松本人志の「死んだら負け」論がツイッターで賛否 不登校新聞編集長が抱く違和感


 ダウンタウンの松本人志さんが自殺に対する持論をツイートし、話題になっている。自身も不登校経験者で、いじめ裁判や当事者の取材を重ねてきた全国不登校新聞の編集長、石井志昂さんは違和感を持っているという。

*  *  *

 話題になっている松本人志さんのツイートはこれです。

「自殺する子供をひとりでも減らすため【死んだら負け】をオレは言い続けるよ。。。」(@matsu_bouzu)

 農業アイドル「愛の葉Girls」の元メンバー・大本萌景さん(当時16歳)が自殺した問題を受けて、10月17日の深夜にツイートされたものです。松本さんは、10月14日にもフジテレビ系「ワイドナショー」で「ついついかばってしまいがちなんやけど、僕は『やっぱり死んだら負けや』ということをもっとみんなが言わないと。死んだらみんながかばってくれるっていう風潮がすごく嫌なんですよ」などと発言し、賛否両論が起きていました。

 ネットではこんな意見が見られました。

「【死んだら負け】そんな言葉が追い詰められた精神を更に追い詰めるかもしれない」

「ずっと死のうと思ってたからなんかグッときた。女子高生です」

 10月17日午後6時現在で約18万の「いいね」と約3万のリツイートがされています。

 私は不登校経験者であり、いじめ自殺についても取材を続けています。その経験から言うと「一理はあるが賛同はできません」というのが、ツイートに対する見解です。

「一理はある」と思えるのは、松本さんのツイートや発言が「死ねば苦しかった経験に周囲が耳を傾けてくれる」という誤解に警鐘を鳴らしている点です。

 私自身も中学2年生で不登校をする直前は「自分が死んだら学校は反省をしてくれるかもしれない」と思っていました。理不尽な教員や校則に苦しめられてきたからです。いじめに苦しんできた人からは「俺が死んだら、俺をいじめてきたやつらが裁かれる」と思い、自殺を考えていたという話も聞きました。

 しかし、それは誤解です。

 死んでも学校や裁判所は、苦しかった子どもの気持ちに耳を傾けてくれません。

 すぐに思い出すのは「北本いじめ自殺裁判」です(2013年東京高裁判決)。

 2005年10月、埼玉県北本市の中井佑美さん(当時12歳)が亡くなりました。両親らによると佑美さんは、小学生から中学生にかけて、悪口や無視、靴や文具を隠される、ジャンパーを鳥小屋に投げ入れられるなどのいじめを受けていました。

 佑美さんは、担任との交換日記で「いじめ」を訴えましたが、担任は同級生らと話し合いの場を設けるだけの対応に終始しました。担任が介入した後、いじめはよりひどくなり、佑美さんはトイレへ連れ込まれて「便器に顔を突っ込め」と言われるなどの事態に発展しました。

 2005年10月11日、佑美さんは「生きるのに疲れました。本当にごめんなさい」と書き残して亡くなっています。

 しかし佑美さんの死後、「いなくなってせいせいした」と話す生徒や、佑美さんの使っていた机に「see you, the end」と落書きされていた、ということがあったそうです。

 つまり佑美さんは亡くなってからもいじめを受け続けたのです。

 さらにひどい仕打ちをしたのが学校や裁判所です。

 遺族らの訴えにより、学校は佑美さんの死後、校内アンケートも行ないましたが、アンケート結果の8割を破棄。さらに佑美さんの遺書を「手紙」と呼び、内容を軽視して「いじめはなかった」と裁判で主張しました。裁判所は、こんな学校の主張を支持。「自殺につながるいじめはなかった」(東京地裁)と判決を下しています。

 裁判の結果に驚いたのが同級生のひとりです。

 同級生は「自分が証言しなかったせいで、いじめがないことにされてしまった」と思い、2012年11月29日、証人尋問を受け、証言をしました。

 同級生は「いじめはたしかにあったし、佑美ちゃんはつらかったと思うのでそのことをわかってほしい」と泣きながら裁判所で訴えました。

 私もその場で同級生の話を聞きましたが、彼女の号泣によって裁判所が静まり返ったのをよく覚えています。

 しかし、同級生の証言などを受けても東京高裁は「自殺につながるいじめはなかった」(東京高裁/2013年)と判決を下したのです。

 あらためて伝えたいのは、死んでも子どもの気持ちに耳を傾けないのが司法や学校という組織だということです。

「死ねば苦しかった経験に周囲が耳を傾けてくれる」という誤解は報道によって与えがちです。そのため、松本人志さんのツイートには一理あると思っています。

 しかしそれでも、このツイートは、自殺を個人の問題、とりわけ個人の「気概」で自殺を回避できるような印象を与えてしまいます。自殺は個人ではなく社会の問題です。自殺にまで追い詰められた背景や環境に目を向けなければなりません。

 松本さんが主張した「死んだら負け」というのは、おそらく自殺した人もわかっていたと思います。「死んでもしょうがない」という理屈はわかっていても、苦しさがコップからあふれ出すように亡くなってしまう、と言われています。

 本人の努力や気概、気の持ちようで自殺は回避できません。本人がSOSを挙げられなかったのはなぜなのか。学校、家庭、本人に関わってきた第三者たちは、なぜリスクに気がつけなかったのか。本人だけではどうすることもできない環境に目を向けるべきです。


死んだら負けなのか……(※写真はイメージ)© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供死んだら負けなのか……(※写真はイメージ)
 環境や背景に目が向けば、自殺した本人だけでなく周囲も追い詰められていた事実が明らかになるはずです。なにかしらの暴力や重圧が本人を含む周囲一帯にのしかかっていて、その重圧を一番受けていたのが自殺した本人です。

 せめて自殺を機にこうした「苦しさの連鎖」に気が付き改善していく必要があると思うのです。

 その意味でも、自殺が個人の問題にされてしまうようなツイートには賛同できません。

 しかしこの機会にたくさんの議論が起きてほしいという思いもあります。最後に以前、『不登校新聞』の取材でシナリオライター・虚淵玄さんが語ってくれた話を紹介して終わりにしたいと思います。

 取材者は、友人を自殺で失い、取材者自身も自殺願望を抱いていた青年です。私が松本さんのツイートに対して感じていた違和感のひとつが、ここに集約されています。

■シナリオライター・虚淵玄さんに聞く

――私は友人を自殺で失いました。なぜ彼を救えなかったのか、今でもそのことをすごく悔いています。

 私の価値観から言えば後悔する必要はかけらもありません。彼を死に追いやるぐらいの苦痛に対して敬意を払ってもいいのではないかと思うからです。彼は死に追いやられるほどの苦痛にさらされていた。その事実から目を背けちゃいけないだろう、と。

 若いころはけっこう荒れた時代だったので自分のまわりでも自殺者が出ています。いろんな死生観にさらされてきました。ただ彼らが死を選んだことを「まちがいだ」とは口が裂けても言いたくないんです。

 彼の判断が傍から見れば愚かに見えたとしても、その死の意味は彼にしかわからないはずです。彼らに敬意を払うのならば、自分が害を被ったことだけに怒ればいいんです。「この野郎、おれを悲しませやがって」とかね。

 それに関しては怒ってもいいし、現に自分自身もいまだに許していません。仮に彼らをそういう苦痛に追いやるだけの原因が自分にあったとしても、それはまったく別の問題です。

――私も自殺願望にとらわれたことがあります。だからこそ死ぬのは逃げなんじゃないか、と思えてしまうんです。

 彼が背負っていたものは、あなたの想像を超えていたんでしょう。自分が想像できる苦痛がすべてではありません。その領域を超えた苦痛は、かならず存在するわけです。それを背負った人にかける言葉はありませんが、苦しんだ人に対する想像力は豊かであったほうがいいとは思います。(2011年9月1日『不登校新聞』より)

■保護者や子どもの相談窓口

「子どもの人権110番」(電話0120-007-110)

■18歳までの子どものための専用電話(相談電話)

「チャイルドライン」0120-99-7777
 
 
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